中村ゼミ活動日記

中京大学経営学部中村雅章ゼミの公式ブログです!

サンエースと共同で小学生向け職業体験&食育イベントを開催

8月10日に名古屋市内に5店舗展開する食品スーパーのサンエースと共同で、小学生向け職業体験&食育イベントを開催しました。

イベント名は「わくわくおしごとたいけんフェスティバル」です。

 

学生らは手作りのポスターを作って新聞折込チラシや店内掲示で宣伝し、34人(午前の部14人、午後の部20人)の小学生が参加しました。

当日は、職業体験として、「レジ打ち体験」、「野菜の包装体験」、「店舗裏側の見学ツアー」を行い、食育イベントとして、「食材当てクイズ」、「ポスター作り」、「おにぎり作り」を行いました。

参加メンバーの感想は以下の通りです。

リーダー3年小松俊貴「今回のイベントは、SDGsの17の目標のうち、学校ではあまり教わらない教育(目標4:質の高い教育をみんなに)、地域交流の機会を増やし、従業員の働きがい向上や地域活性化(目標8:働きがいも 経済成長も)、食品ロスを身近な問題として捉える(目標12:つくる責任 つかう責任)の3つを活動の目的としました。当日の子供たちの笑顔、後日保護者の方からお礼のメールを見て、価値ある活動であったと実感できました。コロナの影響で制限の多い生活を強いられている子供たちに、少しでも楽しい夏の思い出が提供できたのではないかと思います。」

3年長野圭佑「このイベントを通して、まず実感したことは準備の大切さです。この職業体験を企画するにあたって、何回も打ち合わせを行いました。初めは完成形が全く見通せませんでしたが、一つひとつの企画の詳細を決めていくうちに全体がイメージできるようになり、小学生の子どもたちに対する配慮点も浮かび上がってきました。新型コロナウイルスが収まらない中で、アルコール消毒やマスクの着用はもちろんですが、子どもたちの中には肌アレルギーがありマスクを着用することができない子もいて、思いもつかない配慮が必要になることを学びました。

イベント当日は、時間が押してしまうこともありましたが、一人ひとりが何をすべきか目配りし、手が回らないところをお互いに補い合うことで乗り切ることができました。また、このイベントで大切なことのひとつである楽しんでもらうということも忘れず、退屈そうにしている子に積極的に声をかけることで笑顔にすることができたと思います。子どもたちは楽しいことは心から喜ぶなど、素直な言葉や豊かな感情の表現も素敵だなと感じ、元気をもらいました。」

3年岩野桜侑「当初は「SDGsの活動をしたい」という漠然とした思いで今回のイベントを企画し、ターゲットや目的を明確にしていませんでした。これらが原因となり、企画の決定になかなか踏み込むことができなかったと感じます。そこで、私たちはターゲットや目的を改めて見直す取り組みをしました。「子どもたちに食の大切さを知ってもらう」を最大の目的としたことで、ターゲットに設定した小学生たちは「どのような企画を楽しいと感じながら学ぶことができるか」などと、焦点を絞って考察することが可能になったと思います。それにより、私たちはサンエースの方々の助言も参考にして、実際に触れることで楽しく体感できる食材当てクイズや、誰もが手軽かつ自由に作ることのできるおにぎり作り、普段見ることのできないスーパーの裏側のお仕事見学などの具体的な提案をすることができました。

 職業体験や食育のイベントを通じて、子供たちから「楽しい」、「初めて知った」などの言葉をもらい、非常にやりがいを感じました。SDGsへの理解が深まるとともに、他にも多くの学びを得たと感じています。例えば、チーム力を構築することの大切さや、目的を明確化し常に意識しながら行動することの重要性です。さらに、さまざまな好奇心を持ったり、新たな挑戦をしたりすることの重みを改めて子どもたちから学びました。」

2年瀧本紘志「中村ゼミの一員になってから、最初のプロジェクトで、右も左も分からない中で先輩たちの行動力には非常に心打たれました。例えば、僕らの質問には迷わず答えてくれ、分からないことも「すぐに確認して伝えるね」などと落ち着かせてくれました。

おにぎりを作る企画について、天むすおにぎりやオムライスおにぎりを提案しましたが、コスト、難易度の面から案は通らず、悔しい思いをしました。しかし、職業体験については、自分が小学生だったら何が楽しいかという気持ちから、レジ打ち体験を提案し、企画として通って嬉しかったです。実際に小学生の子供たちは目を輝かせてレジ打ちをしてくれて、想像通りの反応で達成感がありました。

 準備段階から当日までスケジュールがタイトで焦りや不安もありましたが、引っ張ってくれる先輩方のおかげもあって自信を持って努力することができました。今回の活動で得たものを今後の活動に活かしていきたいと思います。」

 

(25期3年、岩野桜侑、小松俊貴、長野圭佑、兵藤大樹、藤井愛美、26期2年、櫛田羽留佳、瀧本紘志、吉冨隼途)