東山動植物園最終発表会

８月８日(水)に東山動植物園プロジェクトの最終発表会を行いました。３月から２、３年ゼミ合同で始動し、５月の中間発表会や２、３年での合同発表練習などを通して何度も問題にぶつかり、各班ごとに提案の改善を続けてきました。

私たちの班は、５月の中間発表会で育成経営型シミュレーションアプリを提案しましたが、主な問題として‘学習’要素の不足、既存アプリとの差別化、実現可能性の三点が挙げられました。そこで現状分析に戻り、アイデア出しをして、もう一度案を練り直すことにしました。
その結果、再びアプリに行きつき、動植物図鑑と日記を合わせた図鑑日記アプリの提案をしました。
話し合いをするうえで私たちの班の強みであったものは、現状分析です。
プロジェクトが始まったばかりの時はまだ何をしたらよいか分からず、班全員でひたすら時間を割いて分析をしました。これによって、班内で共通の問題意識を持つことができ、話し合いが行き詰まったときも同じところに立ち返ることができました。

しかし、これからの課題となった点もあります。それは、班の中で分かっていることが聞いている側に伝えられていないことです。最終発表会の時に、提案の目的がわからないというコメントをいただきました。提案をするうえで重要なポイントであるコンセプトと、提案による効果を発表の場で明確に示すことができていませんでした。


総評としては、費用の負担や情報の拡散の手段などの問題点も残りましたが、各班が学習面を取り入れられたことや、より実現性の高い提案に変わった、ということを評価していただきました。
今回のプロジェクトは３年生の先輩と合同のプロジェクトということもあり、先輩方の堂々とした発表の仕方や、まとまったプレゼンの内容から学ぶことがたくさんありました。実践的な活動を通して得られた成果と課題を、これからの活動に生かしていきたいと強く感じました。

最後になりましたが、東山動植物園の皆様、半年間私たちのプロジェクトに時間を割いて協力していただきありがとうございました。また、このような貴重な経験ができる機会を与えてくださった動植物園の皆様、中村先生に感謝しています。

東山動植物園で進行中の再生プランをこれからも見守っていき、変わってゆく姿を楽しみにしています！

16期生（2年）　富樫香央理